アンデスの音色

雨上がりの休みの一日、いつもの数人で湖周辺をお弁当持ちで歩いた。
老若?男女、持ち寄ったお弁当を分け合い、食後には三々五々とあちこちで思い思いに【絵】を描く。
湖畔の楓は紅葉をしはじめ、道には野菊や嫁菜、美男カズラも赤く実っている。
数個のアケビを木の上に見つけて喜んだが、長身のM氏にもどうやっても取れそうにも無い。
食後に広ーい 芝生の広場で大好きな先輩のJさんが、花梨のリクエストを入れて、ケーナを聞かせてくれた。
おなじみの〔コンドルは飛んで行く〕〔花祭り〕・・・・etc,etc。
(何の曲だか誰にも解らないのも有った。)
澄んだ秋の野に、先輩の人柄のような心に沁みる優しい音色だ。
佳い日だった。