胃透し

若い頃の病気の再発だろう、嘔吐が続くので先週胃カメラを飲んだ。と言っても、嘔吐しやすい性質なので鼻からの管投入となる。かかりつけの医師は、気を使いながら丁寧に透視して下さったが、それでも嘔吐はついて苦しい数分だった。
背中を撫でたりする、看護士さんの優しい励ましの声に救われる思いだった。結果は胃が少し弱っているだけで、胃そのものに異常は無し。やはり精神的な疲れだそうだ。これまで無理のし通しだったから、この際、嫌な事はしなくて良いぞ、と思いやりの有る言葉にほっとした。

十年余り、三人の介護につぐ介護の無理が出て来たのだろうと医師。そう言えば、ぶっ通しで眠った夜はあまりなかった。特に、ここ数ヶ月の恐怖とストレスはもの凄かった。今思えばよくここまで頑張ったと自分でも信じ難い。

今日、ちょっと良い情報が入った。
行く手に灯火が見えた思いである。