杵で餅つき

karin2122008-12-09


兼ねてから誘われていたS市S地区へテニス仲間と伺う。
定年後、地元に帰り同志で休耕田を復活させ自然米を作ったり、子供を集めて田植えや稲刈りもさせる私塾を開いているK氏のお宅である。
棚田の谷の両側に点在する民家と、棚田を潤して集落を流れる小さなせせらぎ。
苔むした石段や、朽ちかけた水車小屋、梅、高野槇、水柳の古木がそこかしこに聳える素朴な庭は心が和む。
棚田の集落、遠くの北斜面に雪の残る石組みの田の連なりに日本人の元風景と言った趣である。
百年以上も昔の石組みの田圃は《石田》と呼ぶのだそうだ。
K氏の塾の小学生達とその父兄に我々の総勢20名余り、でワイワイと棚田で獲れた自然米を石臼で搗いた。
茹で上がったもち米の懐かしい香り、搗きたてのお持ちのほんのりとした甘みに誰も童心に返るようだった。
この家で産まれ育ったK氏では無いが「終の棲家には良い所かも?」との言葉に頷ける思いだ。


追伸
sineaさん、失礼ながらコメントを削除させて戴きました。
Myはてなの画像と、UPする画像が一致せず試行錯誤の末にデザインの変更をしました。
編集後の変更が利かないのはPCのせいではないかと思います。
他にも、変更が利かない点が有りますので。
そろそろPCの替え時と思いつつ、私は常にバタバタしていて一向に事が進みませんのです。(^^;)