行く川の流れは絶えずして

生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。また知らず・・・・・。
穏やかな海を見ては、紅葉の山々を眺めながらそんな言葉がフッと胸をよぎる毎日だ。
会うは別れの始めであり、諸行無常は人の世の理であるとはよくわかっているつもりであった。
それなのに『先生、何処へ行ってしまわれたのですか?』そんな言葉がつい出そうだ。
まだ相談したい事が有った、報告したい事もあった、まだまだ話したい事が沢山有った。