穏やかな一日

朝一で

義母のケア・マネジャーのKさんが、来宅された。
義父の担当から引き続いてこの方なので三年程の付き合いになる。
仏壇にもお線香を上げて下さって暫く話して行かれた。

介護の相談とは言え、相談をするからには我が家の実情は既に話してあるので
「それにしても、奥さん良く持ちこたえられましたね〜。何もかも全て一人で背負われて、さぞ大変だったでしょう。」と仰った。
「私はよく愚痴をこぼしてしまって、介護鬱になっていたのかも知れません。」と言うと、
「それは無理も有りませんが、これからは、少しノンビリとご自分の生活を楽しまれたら良いですよ。」と言って下さった。
問題老人だった義父をご存知だけに、その言葉がとても嬉しかった。
偶々仕事の上で出会って、知り合いになったこの方に友情を感じた。

この頃考えるに“介護の嫁”の苦労を本当に解ってくれるのは、血の繋がりの有る身内では無く[近い他人さま]のようだ。
他人に解って貰えると思うのが、認識が甘いのでは有るのだが。