萩往還

GWの四日、未明に起きて萩往還マラニックに参加した。先日からの膝の痛みで、歩くのを諦め応援者バスに乗るようにしていた。が、バスの出発までに時間が有るので連れの二人のスタートを見送りに行き、膝の痛みも無いのでフッと「歩いてみよう!」と決心。瑠璃光寺のスタート地点にはコース別のゼッケンを付けた参加者が一杯。少し先から、萩古道に入ると言うので行けるまで行ってみようと歩き出す。松陰や晋作の歩いた萩古道を自分の脚で歩きたい一心である。「無理だと思ったら戻ってバスに乗るから・・・・。」と話していると傍らから「ゆっくりで良いから自分のペースで歩きましょう。」と見知らぬ人が言う。結局、健脚の連れ二人には先に行って貰い、茨城県から初めて参加したと言うその人と一緒に歩く事にした。
険しい昇りの山道に古い石畳、やはり情緒の有る古道だ。前日から眠らずに走り続けている250kmコースのランナーが戻って来るのに出会うと、口々に「お帰りなさ〜い!」「お疲れさま〜!」と拍手で迎える。和気藹々の雰囲気の中、満開の藤や桐の花を楽しみながら結局最初のポイントの佐々並まで約14kmを歩く。途中で先に行った連れから電話が入り、佐々並まで歩いたと言うと、「よく頑張ったね〜。」と驚く。佐々並の路上で、振舞われたレモンジュースやお豆腐の美味しかった事。お豆腐苦手!の花梨には初めての事だった。
念願の萩古道を一部でも歩き、日本全国から集まった体力の限界に挑む?へこたれない頼もしい人達と数多く接して感動を貰い、素晴らしい一日だった。来年は、体力作りをしっかりして35km完歩と行きたいものだ。