施餓鬼

夜、初めての施餓鬼にお寺に参る。
家人は勤めや、体調が悪かったりで一人で参加する。
今年は初盆なので招待が有ったのだが、これまでお盆にこんな行事が有るとも知らなかった。
四人の僧侶が、「なむからたんのうとらやあやあ〜〜〜〜〜ぎゃあていぎゃあていはらぎゃあてい」などと唱えられて荘厳なものだった。
死者を弔う云々よりも、伝統ある仏教の一行事として面白かった。
「初めてで、何も知らないんですよ」と隣の老婦人に話すと、親切に色んな事を教えて下さった。
お盆と言えば、大渋滞やすし詰め新幹線や盆踊りなどを連想する程度だったが、こんな仏事も赴きが有って良いものだ。
セミの羽のような薄い緑や、紫色の僧侶の袈裟?も涼しげで、着てみたいようだった。