桜に生きる

karin2122006-03-30


先日から朝日新聞に、ダムに沈む運命のあの荘川桜を救った笹部新太郎の記事が載っている。
帝大出のエリートの地位をポンと捨てて、桜を愛し桜に一生を賭けた男だ。
日米が開戦した年に、桜を戦意高揚に利用する向きに、一撃を与えたと言う硬骨漢である。
日本に自生する桜の多彩さを省みず染井吉野ばかりを植える風潮を憂え「桜を滅ぼす桜の国」論も吐いたと言う。
桜は山桜が何より。染井吉野は風情が無い、と常々思っていた花梨は、この笹部新太郎氏が偉く気に入った。桜の国日本に、こんな硬骨漢の桜に生きた男が居た事が喜ばしい。
[花は桜木 人は武士]も 願わくば 花の下にて春死なん・・・・ も山桜だろう

彼に関する本を探して、又読んでみよう。
                     朝日新聞 [ニッポン・人・脈・記]参考