維新の息吹き

明治維新は、その時代の雄藩で有った長州藩薩摩藩が主力となって起こしたクーデターだったが、それを支える財力が両藩には有ったと言う事だ。
長州も薩摩も海に面した藩で、その意味でも早くから海外へ意識や目が向けられていた。
その結果、海外貿易によってかなりの収益を上げ、年貢の取立てくらいしか財源の無い他藩よりも、財源が豊かだったらしい。
藩だ、幕府だと狭量に騒ぐ他藩より、広い視野で欧米列国も意識していたそうだ。
この近辺の瀬戸内の港々も、その一役を担っていたようだ。
麻里府公民館の周辺も広い屋敷の家が多いが、貿易で儲けた と言う話を聞いた。
あの竜馬や晋作が大望を抱いてこの沖を船に乗って京や大坂へ往来したと思うと楽しい。