所要で、田舎道を数時間走った。
田圃の畦や農家の庭先にコスモスの花が満開で、金木犀の香りがあちこちから漂って来る。
今年は生り年だと言われる柿が、ランプのような実を沢山付けている。
栗もイガを開いて、艶の良い実を道路に落としている。
稲穂が頭を垂れ、川のせせらぎは澄んで、本当に美しい日本の秋だ。

実りの秋である。
花梨の人生にもそろそろ実りと言えるものを見つけ出す頃ではないのか。
この人生から何を掴むか、何を学ぶか・・・・・。
これからが正念場かも知れない。